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情報リテラシー教育

みなさんこんにちは!

本日は、探究×情報の教科横断授業の様子をご紹介します。

近年、SNSなどを介した「闇バイト」による若者の犯罪関与が深刻化しています。

逮捕者のうち、80%が10・20代の若者であり、今や1クラスに2人は「闇バイトの経験がある・または知人に経験者がいる」と言われています。

本校では、生徒の情報リテラシー能力を向上させ、このような危険から身を守る力を育成するため、教育手法のアップデートに情報科と探究科のタイアップで取り組みを開始しました。

SNS環境を忠実に再現し、闇バイトに巻き込まれる過程を「擬似体験」できるゲーム型メディアリテラシープログラム「レイの失踪」を導入しました。

グループごとに課題をクリアしていきつつ、闇バイトの危険性や情報リテラシーの確保といった「楽しさ」と「学び」を最大限にできるよう設計しました。

【この授業を通じての学び】

リアルなSNS環境での擬似体験:人気動画配信者「レイ」の失踪事件を追う設定で、実際のSNSと酷似した環境で情報収集・判断を迫られます。

最新の手口と心理の学習:闇バイトの具体的な勧誘手口だけでなく、「なぜ人は闇バイトに騙されるのか」という心理的な側面や、普段のSNS投稿が犯罪に結びつく仕組みまで深く理解できます。

具体的な対処法を習得:「狙われてしまった時」「誘いを受けた時」など、段階ごとの具体的な対処法と、困ったときに大人に相談するマインドセットを身につけます。

また今回授業を実施したスーパーアカデミックコースの高1生は探究の授業にて、社会課題に対し、ゲーミフィケーションを用いて主体的な学びを創造する「LearningDesign」という活動を行っています。

「闇バイト」という問題をゲーミフィケーションで解決している「株式会社Classroom Adventure」CEOの今井様もお越しいただき、

生徒たちから作り手としての苦労やこれまでのプロセスなど、セッションも行っていただきました。

本校では、今後も生徒が主体的に学び、社会の危険から身を守る「生きる力」を育む教育を推進してまいります。