ニュース

NEWS

高2Gセブ研修④DAREDEMO HERO

2023.11.25

セブ島の語学研修では、現地での語学学校での学び以外にも、様々なプログラムに参加します。本日は、墓地スラムと現地の奨学生達と交流したことについて生徒が報告してくれましたので紹介します。

*****************

今日僕たちは、DAREDEMO HEROという団体にご協力いただき、墓地スラム訪問や奨学生との交流などの活動をしました。

DAREDEMO HEROとは、「たとえ貧困や問題のある家庭に生まれても、夢と志を持って努力を重ねれば、自分の夢を叶え、社会に貢献できるヒーローになれる!」という考えのもと、子供達の支援を行っている団体です。

代表の内山さんは、「未来ある子供達に支援を行い、成長した子どもたちが様々な分野(政治家、医師、弁護士など)で活躍してフィリピンの貧困問題を根本から解決することがこの団体の目標である。」とお話しされていました。一時的な支援ではなく、問題そのものを解決するという大きい目標に驚くと同時に、すごく応援したい気持ちになりました。

まずは、午前中に訪問した墓地スラムについてです。

墓地スラムとはその名の通り、貧困層の人々が墓地に住んでいる地域のことを指します。墓地といっても、皆さんが想像するような墓地とは少し違います。理由は、この国ではキリスト教が深く信仰されているからです。また、日本と大きく違う点として、遺体を焼いていないということも挙げられます。そのため全身が残っている状態で棺桶が置かれています。

そしてその棺桶を、墓地スラムに住む人たちは机の代わりにしているのです。あまりに自然に生活しているので、何も知らなければ墓地であることに気がつかないほど、その地域では普通のことのように行われていました。

実際に訪問するまで、現地の人々は生活に苦労しているという考えでしたが、そんなことは全く感じないくらい笑顔が多い人々でした。

ちょうどその日は雨でしたが、雨の日はそこでいうシャワーの日ということで、子供達が楽しそうに樽風呂の入っていて、この環境を恨むことなく楽しんでいるようにも見えました。その様子を見て普段の自分はとっても贅沢な思いをしていると感じました。もっと日常の当たり前に感謝しようと思えました。

午後は、DAREDEMO HEROの本部で子供達と交流を行いました。
まず驚いたことが、みんな日本語が少し話せることです。僕は英語を学ぶことですら精一杯なのに、子供達が英語と日本語を話していて感銘を受けました。

一つ目の活動はアイスブレイクとして、フルーツバスケットを英語で行いました。全員が盛り上がり、楽しく活動に参加してくれました。

二つ目の活動は、自分の「座右の銘」を英語で説明するというものです。DAREDEMO HEROの子どもたちは将来に夢を持った子どもたちばかりなので、言葉にすごく重みを感じられて、目標を持って努力していることを感じ、感動しました。

最後はみんなで写真を撮影して終わりました。始まる前はMCということもありすごく緊張しましたが、みんなのおかげで楽しく、そして学びのある活動になりました。

 

最後に、一日を通して、フィリピンの人たちの元気さに驚きました。スラムの人たちも、DAREDEMO HEROの人たちも大変な環境にいるのにも関わらず、努力をしていて尊敬できました。さらにとても明るく生きていて、僕もこのようになりたいなと心から思い、自分の考えを改める機会になる日となりました。本当にいろんなことを学ぶことができた一日でした。